走行支援システムとは
「走行支援システム」は、安全で快適な交通を確立するために、橋梁の強風警報、路面冠水検知、対向車接近検知、さまざまな道路環境の危険因子をリアルタイムで把握する観測・警報装置群とソフトウェアを統合したシステムです。
現地自動運転や遠隔管理事務所からの手動運転等、管理者が運用しやすいシステムの構築が可能です。異常を検知すると、自動的に表示板・警報灯・通信装置を介して注意喚起を行い、事故防止と道路管理者の迅速な判断を支援します。
路面冠水検知警報システム
地下道、アンダーパスに関連するシステム
地下道やアンダーパスなど路面が冠水する恐れがある場所に設置し、外部の通行者に対して表示で警告することが主な目的となっています。
システムフローでは、まず貯水ピット内が増水してセンサーまで到達すると一次警報として装置が処理し、「冠水注意」表示をします。増水して道路面まで溢れてきて道路面最深部に設置しているセンサーが検出すると二次警報として装置が処理し、「冠水通行止」表示をします。各次警報検出時及び各次解除時に通報メールを登録者に都度送信します。



対向車検知システム
対向車の離合に関連するシステム
見通しが悪く離合困難な路線区間の前後に設置し、区間進入前に前方から対向車が来ていることをドライバーに表示で知らせるシステムです。
区間前後に表示機と車両センサーが設置されており、車両センサーで車両の進入有無と車両の大きさを同時に検出。検出された情報は対向側の表示機へ送信され、「対向車接近」または「大型車接近」を表示します。進入した車両が対向側の車両センサーを通過すると表示が消灯します。進入車輛の台数もカウントしており、複数台の車両が通過してもカウントした台数分が対向側の車両センサーを通過しないと表示は消えない仕様になっています。



路面状況観測システム(カメラ)
カメラに関するシステム
ネットワークカメラを用いて主に道路状況を監視することが目的のシステムです。サーバーが定時周期でネットワークカメラにアクセスし、ネットワークカメラの静止画を取得してサーバー内に保管する流れとなっています。
サーバーが保存した画像については自治体が提供するWEBページへ公開しています。広津産業ではこのような仕組み全体を「道守人(みちもりと)」という名称でパッケージ化。用途は様々ありますが、越波の状況を監視する目的や積雪状態を映像で監視する目的で使用する等のケースもあります。





